白峰







日本の伝統芸能を守り後世に伝えるため、白峰の邦楽器用合成皮は開発しました。

本来、動物皮を張った邦楽器は、気候や天候により取り扱いが難しいと言われております。本皮の希少性から高価で、一般の人が入手するには敷居が高く、邦楽を幅広い世代に普及する妨げになってきました。

また近年は世界的な動物愛護の観点から、邦楽器用の猫皮、犬皮、仔馬皮は入手困難となっている一方、海外の邦楽演奏活動家や、動物愛護に真剣に取り組んでいる奏者の方にとっても、本皮の使用は深刻な問題となっています。

さらに邦楽器を製作する熟練した職人の高齢化と後継者不足が邦楽器存続の課題となっているのも厳しい現状です。

白峰はこのような時代を迎えるずっと以前より、邦楽器用合成皮を製作販売して参りました。
もともと旭化成で合成皮革の開発に従事していた先々代が試行錯誤の末、1978年(昭和53年)三味線用合成皮の開発に成功、それまで主流であった猫や犬の皮を使用した天然皮に比べても遜色ない白峰製三味線用合成皮は発売以来40年間、多くの奏者の皆様にご愛用いただいております。

三味線皮の開発から間もなく、「合成皮では不可能」と言われた能楽、長唄のお囃子用の小鼓、大鼓、締め太鼓の革を次々と考案し、邦楽関係者を驚かせました。

現在では白峰の邦楽器用合成皮革は取扱いの利便性から、体験教室や練習用、そして打ち合わせなど、多くの邦楽演奏者の皆様にご利用いただいております。



現在、白峰の楽器は中学校の邦楽体験授業にもご利用いただいております。
白峰でも若者の邦楽離れは深刻な問題と考えております。美しい音色で扱い易い白峰の三味線や鼓を、気軽に手に取り実際に演奏して、心の奥底に響く懐かしい音、邦楽の魅力を多くの若者に知ってもらえれば幸いです。

東京オリンピックに向けて、若い世代に日本の音楽の素晴らしさを再認識してもらうため、白峰の邦楽用の合成皮革の果たす役割は大きいと自負しております。

邦楽普及の為、ほぼ無償で学校や国際交流センターでご指導されている先生方と連携して、日本の伝統芸能を守り後世に伝えるお手伝いすることが白峰の役割だと考えております。





合成皮革の特徴を最大限に活かした使い易さと、妥協を許さない音作りが、多くの皆様に愛され続けております。
白峰の邦楽用合成皮革は人工皮革でありながら、その制作過程は特許出願の特殊で繊細な加工を要するため、日本国内の提携工場にて手作業で仕上げられています。

白峰製品は温度や湿度の変化に左右されることがなく、屋内外の場所を選ばず、どんな天候や強い照明にも変わらぬ音色、音量が保たれます。
また、お手元に届いたその日から丹精に仕上げた天然皮のような音色をお楽しみいただけます。

取り扱いは天然皮に比べてとても簡単で、面倒なお手入れの必要もほとんどありません。

学校での邦楽体験教室など、まとまった数量が必要とされる場面でも同じ条件の楽器をご用意することが出来ます。




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